水素エンジンR&Dセンター商用化済みの水素ガス燃料エンジンの試験実施および搭載船舶建造の実績と知見
約80年の試験設備のエンジニアリングとエンジン受託試験の実績と知見
ジャパンハイドロの先進的な水素対応試験設備と、東京プラントの試験エンジニアリングを融合し、次世代エネルギー時代のエンジン開発と脱炭素社会の実現を加速します。
グローバルでの
CO2削減要求
燃料の多様化と
移行が加速
開発競争の激化
コスト増加
試験ニーズの増加
設備不足
水素エンジンR&Dセンターは、水素エンジンの性能向上を目指し、排気ガス分析、燃焼解析装置などの計測機器を備えたエンジンテストベンチ、船舶への水素供給が可能な水素ステーションも併設しております。世界でも有数の水素エンジン試験場です。
エンジンの動力を吸収する水動力計は以下の2台を有しています。
・最大吸収電力4,000kW、最大吸収トルク37,000Nm:中速エンジン用
・最大吸収電力1,000kW、最大吸収トルク5,600Nm:高速エンジン用
30トンまで対応の天井クレーン(15トン×2基)を装備し、小型船舶に搭載する高速エンジンから大型内航貨物船の主機用の中速エンジンまで、幅広いエンジンの試験に対応をします。
舶用水素ステーションは、舶用の係留設備と揺動対策が施された充填設備を備えており、最大で水素トレーラー3台の水素を船舶に安全に供給します。
常石造船(株)の構内に位置する当センターは、舶用設計チームとの緊密な連携を実現し、水素エンジン搭載船の開発と実証を加速します。
さらに、舶用エンジン以外の水素エンジン開発、認証試験の実施、教育研究機関との産学連携等により、水素エンジンの普及を目指します。
大小2台の水動力計は常盤の両端に設置し、幅広い出力帯のエンジンを試験することが可能です。
また、水動力計の急速負荷装置機能により、波浪による負荷急変などの舶用特性の運転状態を再現できます。
常盤は格子状になっており、様々な大きさのエンジンを正確に設置でき、発電機用エンジンを架台ごとできるように長手方向に余裕を持ったサイズとしています。
水素供給系統として80Aサイズの配管を採用、水素を大量消費する大型エンジンにも対応をしています。
また燃料消費量を正確に測定できるよう、こちらも2種類の容量の水素流量計を選択して取り付けできます。
テストベンチに設置したエンジンを様々な状況下で運転するための制御機器、運転状態を分析するための各設備を有しています。
性能向上は型式認定のための試験のみならず、純度の低い水素の活用やバイオディーゼル油との混焼など、水素エンジンの使い方を広げるための実験を行うことが可能です。
施設各所に設置された機器や計測器からの情報は室内の各制御盤に表示されるほか、自動制御計測システムを取り入れ集中監視と省力化を実現しました。
エンジンからの排気ガスに含まれる成分を測定し、規制適合可否や運転状態の確認を行うことができます。
製造:ベスト測器株式会社
〇多成分分析計:Bex-550D
〇FTIR 分析計:Bex-1000FT
エンジンの出力・回転数を調整し、性能試験を行える状態を維持します。プログラムに従った自動運転や連続試験が可能です。
製造:NORISE社製
MORPHEE 64-オートメーションシステム
水動力計はエンジンが空回りしないように負荷をかけると同時に、制御システムで出力を連続的に計測します。
製造:東京プラント株式会社
燃料、潤滑油のポンプ発停やタンク液位を集中管理しています。各種燃料(軽油・A重油)に対応可能です。
製造:株式会社タツノ
本施設の水素ステーションは、大型水素トレーラ3台を同時に受け入れ可能な一時受入設備、45MPaに昇圧・貯蔵する払出設備、船舶の係留および充填ホースリールを設置する浮桟橋設備から構成されます。
陸上施設・車両のみならず、船舶という揺れ続ける対象に対して安全に供給できるステーションは世界にも類を見ないものです。
エンジン試験や船舶への供給には大量の水素を使用するため、19.6MPaトレーラを最大で3台駐車し同時に供給切り替え可能な配管構成となっています。
船舶への供給の際には45MPaと高圧の水素が求められるため、圧縮機を使用しトレーラ側の圧力に依らず充填を可能にします。
事前に蓄圧器ユニットに高圧水素を充填しておき、船舶に対して圧力差で充填する手法(差圧充填)を採用し作業時間を短縮します。
水素を充填する際には温度や圧力を常時監視し流量を調整します。チラーにより-40℃まで冷却して安全かつ効率的に供給します。
※数回のお打合せが必要となります